韓流ドラマやＫ－ＰＯＰの影響もあり、ここ数年高い人気を誇っていますが、今年流行りそうな最新トレンド料理を調べました。
寒い季節にぴったり、「スンドゥブチゲ」に。
唐揚げに甘辛いタレを絡めた「ヤンニョムチキン」。
ドラマや音楽の影響で年々人気が高まっている韓国グルメ。
レシピサイトのクックパッドが発表した２０２３年の「食トレンド予測」でも、「韓国グルメ」が注目キーワードに選ばれました。
中でも、流行の兆しがあると選ばれたメニューがー
◆クックパッド広報部 武田春香さん
「ロゼ料理を選びました。韓国で非常に人気が高まり、今ＳＮＳでも人気を集めていることから選出した」
果たしてその「ロゼ料理」とは？
やってきたのは、福岡市中央区大名にある韓国料理店です。
◆ソウルラブ天神大名店 吉田紘斗さん
「ロゼトッポギ鍋です」
◆リポーター
「真っ白ですね、全部生クリームですか？衝撃的な見た目です」
おでんやラーメンなどが入ったピリ辛のトッポギ鍋に、ぐるぐると生クリームをふんだんにかけた「ロゼトッポギ鍋」。
ロゼとはフランス語で「バラ色」の意味で、トッポギの赤と生クリームの白が混ざるとバラ色にみえることからロゼトッポギと言われているんだそうです。
早速、いただいてみるとー。
◆リポーター
「あいます！最初生クリームのまろやかなコクがきて、コチュジャンのピリ辛のうま味もあって、バランスが絶妙です。クリームで辛さがマイルドになって食べやすいです」
“背徳すぎる鍋”と韓国で大流行し、日本でもＳＮＳ映えすることから人気が高まっています。
◆ソウルラブ天神大名店 吉田紘斗さん
「特に女性のお客様からはすごく人気で、辛いのが苦手な方にも食べられる辛さなのでオススメです」
続いて訪れたのは、韓国で約９０店舗を展開する人気店、福岡市中央区の「マダンセ」です。
こちらで味わえる、今話題の韓国料理とはー。
◆マダンセ オウ・ジョンファ社長
「こちらチュクミになります」
◆リポーター
「チュクミですか！？」
◆マダンセ オウ・ジョンファ社長
「今、新大久保で大人気の韓国料理になります」
日本最大のコリアンタウンがある東京の新大久保で大ブームとなっている話題の韓国グルメ、チュクミ。
チュクミとは、日本語でイイダコのこと。
これをトッポギや野菜と一緒に甘辛いタレで炒めた、今、注目の韓国グルメなんです。
オススメのチーズフォンデュにしていただきます。
◆リポーター
「イイダコのプリプリの食感と甘辛いタレとの相性が抜群です。チーズをつけると、辛さがまろやかになって食べやすくなります」
◆マダンセ オウ・ジョンファ社長
「新大久保ではやりだしたということで問合せをされる方がすごい増えてて、仕込みの回数がめっちゃ増えました」
こちらの店では、チュクミ目当ての客が急増。
ここ数ヶ月で注文が約２倍に増えたといいます。
◆来店客の女性
「私、韓国人なんですけど、本場の味と似てて韓国が恋しくなる味です」
◆来店客の男性
「辛いけど、おいしい辛さ。お酒とめっちゃ合います」
シメには、余ったタレをご飯やキムチなどと絡めていただく「焼きめし」が絶品です。
◆マダンセ オウ・ジョンファ社長
「辛いものをたくさん食べて体を温めることはすごく良いかなと思うので、ぜひ来て召し上がっていただきたい」
今年流行る韓国グルメ。
続いてはー。
◆クックパッド広報部 武田春香さん
「物価高や円安の影響で気軽に韓国に行きづらいご時世のなかで、家で韓国ポチャ（韓国風居酒屋）を楽しもうという方が増えているのが最近の傾向」
そこで、福岡市内で韓国料理の教室を開いている、在日コリアンのオ・ヨンスクさんに教えてもらいました。
◆オ・ヨンスクさん
「サバ缶を使った、うま味たっぷり栄養たっぷりのチゲを作っていきます」
韓国でも家庭でよく使われるという、サバ缶を使ったチゲ。
材料は、キムチ、豆腐、タマネギ、エノキ、長ネギと調味料です。
まずは、具材を一口大の大きさに切ります。
続いて、ごま油をひいた鍋でキムチをしっかりいため、エノキとタマネギ、調味料を入れ、しんなりするまで炒めます。
そして、サバ缶を汁ごと投入。
◆オ・ヨンスクさん
「汁にもうま味がたくさん入っていますし、栄養もたくさん入っているので、そのうま味をしっかりいれていきたい」
１～２分炒めたら、出汁と味噌を加えます。
◆オ・ヨンスクさん
「味噌をいれることで、サバの独特な香りを消すことができる」
１０分ほど中火で煮たら、豆腐とネギをいれて再び煮ます。
わずか１５分程度で、本格的なサバ缶入りのキムチチゲが完成しました。
◆リポーター
「サバのうま味がしっかりスープに染み出ていて、身体の芯から温まります」
さらにもう一品。
◆オ・ヨンスクさん
「続いては、チュモッパを作たいと思います」
チュモッパとは、一口サイズの韓国のおにぎりのこと。
ＳＮＳ映えするかわいらしい見た目はもちろん、やみつきになる味わいから「悪魔のおにぎり」と今、話題なんです。
今回使用する材料はこちら。
韓国ノリとタクワン、それに、トビコとネギ、調味料です。
まずは、細かく切った具材をごはんとしっかり混ぜ合わせます。
あとは、ラップを使って一口サイズに丸めるだけです。
◆リポーター
「とても簡単！」
◆オ・ヨンスクさん
「すごく彩りもきれいでいいですよね」
チュモッパは、お好みの具材を入れてアレンジを楽しむこともできます。
◆オ・ヨンスクさん
「韓国料理は野菜もたっぷりだし、寒い冬を乗り切る身体を作るためにも、韓国料理をたくさん作ってほしい」